文句なく面白い! わけでもないけど・・・・・・
山東京伝、平賀源内、田沼意次、松平定信、その他歴史上の人物が沢山出てくるので、「日本史なんか忘れちゃったよー」という人は広辞苑や人名辞典やインターネットなどで、ある程度の基礎知識をつけてから読むほうが面白さが増すだろう。前半の天狗髑髏では、この物語が一体どこに向かっているのかがつかめず戸惑った。平賀源内が獄死して、遺品の中に天狗の髑髏があるという。主人公はその髑髏に興味を持ち、髑髏をめぐって、源内の獄死は思わぬ展開を見せる。 地獄宿。そこへ行った者は皆生きては帰れぬという。その真偽を確かめたい、と思った主人公がまたまた事件に巻き込まれる。 生霊変化。時代の移り変わり、栄光と失脚が描かれつつ、不思議な出来事が絡んできて、その中に胸にジンと来る人の心が描かれている。この本の中でも、一番の作品だろう。
講談社
京伝怪異帖〈巻の下〉 (講談社文庫) いじん幽霊―完四郎広目手控 (集英社文庫) 天狗殺し―完四郎広目手控 (集英社文庫) 完四郎広目手控 (集英社文庫) だましゑ歌麿 (文春文庫)
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